【名古屋・新婚夫婦】新築の補助金、最大どこまで受け取れる?
結婚したばかりのお二人、あるいは今年ご結婚を予定されているお二人。「名古屋で新築住宅を建てたい」と考え始めているなら、2026年は稀に見る好条件が重なった年です。名古屋圏の地価は落ち着き、名古屋市独自の助成制度は令和8年8月に受付が始まり、国の補助金と住宅ローン控除はいずれも「若者夫婦世帯」を明確に優遇しています。今回のコラムでは、名古屋市および国の一次資料に基づいて、新婚のご夫婦が押さえておきたい「3つの追い風」と、今から始めるべき準備を整理してご紹介いたします。
なぜ「名古屋の新婚」は2026年に動くべきなのか
家づくりの適齢期を語るとき、多くの方は「子どもができてから」と考えられます。しかし2026年の名古屋には、その常識を見直すべき理由が揃っています。
まず、市況の落ち着きです。国土交通省が令和8年3月17日に公表した「令和8年地価公示」によれば、東京圏・大阪圏の住宅地はいずれも上昇幅が拡大したのに対し、名古屋圏では全用途平均・住宅地・商業地のいずれも上昇幅が縮小しました(出典:国土交通省「令和8年地価公示」)。三大都市圏の中で、名古屋圏だけが「上昇のブレーキがかかった」年です。土地の値上がりに追いかけられずに検討できる時期は、そう長くは続かないかもしれません。
そこに、名古屋市独自の助成制度の始動と、国の若者夫婦世帯優遇が重なります。以下、順にご説明します。
追い風①:名古屋市の「結婚新生活支援事業」で最大60万円
まず知っていただきたいのが、名古屋市が実施する「結婚新生活支援事業」です。これは、婚姻を機に名古屋市内で新生活を始める若い夫婦に対して、住まいに関する費用の一部を市が助成する制度で、名古屋市公式ウェブサイトで要綱が公開されています(出典:名古屋市「名古屋市結婚新生活支援事業」)。
制度の要点は次の通りです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 助成額 | 夫婦ともに 29歳以下:上限 60万円/それ以外の39歳以下:上限 30万円 |
| 年齢要件 | 婚姻日等の時点で夫婦ともに 39歳以下 |
| 所得要件 | 令和7年の夫婦の合計所得金額が 500万円未満(貸与型奨学金の返済額は控除可) |
| 婚姻要件 | 令和8年1月1日〜令和9年3月31日に婚姻した世帯 |
| 対象経費 | 住宅取得費(建物)、住宅リフォーム費、住宅賃借費、引越費用 |
| 対象期間 | 令和8年4月1日〜令和9年3月31日に支払った費用 |
| 申請時期 | 令和8年 8月頃 から受付開始予定(オンライン申請) |
(出典:名古屋市「名古屋市結婚新生活支援事業」ページ、令和8年4月1日更新)
新築住宅を検討される新婚夫婦にとって特に見逃せないのは、対象経費に「住宅取得費(戸建住宅や分譲マンションなどの建物の購入費用)」が含まれる点です。ただし土地の取得費用は対象外ですのでご注意ください。建物本体の請負契約に基づく支払いが対象となります。
最大のポイントは、申請受付が令和8年8月頃に始まること。逆に言えば、これから契約する建物でも、令和8年4月1日以降の支払分であれば対象になります。契約書と領収書を今から確実に保管しておくことが、取りこぼしを防ぐ第一歩です。
追い風②:国の「住宅省エネ2026キャンペーン」×若者夫婦世帯
名古屋市独自の制度に加えて、国も新築住宅取得を後押ししています。「住宅省エネ2026キャンペーン」は国土交通省・経済産業省・環境省の3省連携による制度で、令和8年3月30日の国交省報道発表によれば、注文住宅の交付申請受付は令和8年3月31日から開始(分譲・賃貸は5月13日、みらいエコ住宅2026事業は6月中開始)、受付期限は原則12月31日となっています(出典:国土交通省「住宅省エネ2026キャンペーンの交付申請の受付を令和8年3月31日から順次開始します」)。
このキャンペーンの中核となる「みらいエコ住宅2026事業」では、住宅の省エネ性能に応じて次の補助が受けられます。
| 住宅タイプ | 補助額(温暖地:名古屋を含む) | 対象世帯 |
|---|---|---|
| GX志向型住宅 | 110万円/戸 | 制限なし |
| 長期優良住宅 | 75万円/戸 | 子育て世帯・若者夫婦世帯 |
| ZEH水準住宅 | 35万円/戸 | 子育て世帯・若者夫婦世帯 |
(※寒冷地は補助額が異なります。出典:国土交通省「みらいエコ住宅2026事業」)
ここで言う「若者夫婦世帯」とは、申請時点で夫婦であり、いずれかが39歳以下の世帯を指します。まだお子さまがいらっしゃらない新婚のご夫婦でも、いずれかが39歳以下であれば、長期優良住宅なら75万円、ZEH水準住宅なら35万円の補助を受け取れます。
なお、申請額が予算上限に達した時点で受付は締め切られます。過去の類似事業でも早期終了の実績があるため、名古屋で新築を検討されるなら、補助金枠を確保するためにも早めに登録事業者へご相談ください。
追い風③:住宅ローン控除の「若者夫婦世帯」枠が続いている
3つ目の追い風は、税制上の優遇です。住宅ローン控除は、年末のローン残高の0.7%を最大13年間所得税等から控除できる制度で、国土交通省の制度概要によれば、新築の認定長期優良住宅・低炭素住宅の借入限度額は原則4,500万円のところ、子育て世帯・若者夫婦世帯は5,000万円まで引き上げられます。ZEH水準省エネ住宅も、原則3,500万円のところ、子育て世帯・若者夫婦世帯は4,500万円が適用されます(出典:国土交通省「住宅ローン減税」)。
共働きのご夫婦がペアローンや連帯債務で組めば、住宅ローン控除の恩恵をそれぞれ最大限受けることも可能です。金利のある世界に本格移行しつつある今、この控除で利息負担を相殺する戦略は、共働きの新婚期にこそ最も効果を発揮します。
8月の申請開始までに、今やっておくべき3つの準備
ここまでご覧いただいた通り、名古屋市の助成・国の補助金・住宅ローン控除の3つは、いずれも「若い時期」「早い動き出し」を前提に設計されています。逆に言えば、動き出しが遅れるほど取りこぼしが増える構造です。名古屋市の申請開始(令和8年8月頃)までに、以下の3つを進めておきましょう。
- 契約書・領収書の保管を今日から徹底する
名古屋市結婚新生活支援事業の対象は「令和8年4月1日〜令和9年3月31日」に支払った費用です。工事請負契約書、領収書、引越業者への支払明細まで、原本を1つのフォルダにまとめておいてください。 - 世帯所得と婚姻日を確認する
合計所得500万円未満・夫婦ともに39歳以下という要件は、事前チェックできます。夫婦とも29歳以下なら助成上限が2倍(60万円)になるため、年齢ごとのスケジュールも含めて計画を立てましょう。 - 補助金申請に対応した登録事業者に相談する
国の「みらいエコ住宅2026事業」の交付申請は、消費者ではなく登録事業者が代行します。長期優良住宅・ZEH水準住宅の設計施工実績があり、名古屋の地域特性を熟知した工務店を選ぶことが、補助金を最大化する最短ルートです。
まとめ:名古屋で始める新生活を、最も有利な条件で
2026年の名古屋には、地価の落ち着き、市の結婚新生活支援事業、国の若者夫婦世帯優遇という、二度と揃わないかもしれない3つの追い風が吹いています。いずれの制度にも期限と予算枠があります。「子どもができてから」ではなく「新婚のうちに動き出す」ことが、最も合理的で最も得な選択肢になり得るのです。
NKT HOMEは、名古屋市南区で35年間、地域のご家族の家づくりに携わってまいりました。長期優良住宅・ZEH水準住宅の設計施工実績を有し、国の補助金申請の代行から名古屋市の助成制度の情報提供、無理のない資金計画のご提案まで、新婚のご夫婦の家づくりをワンストップでサポートいたします。
令和8年8月の名古屋市申請開始まで、あとわずかです。まずは無料相談会で、お二人の年齢・所得・希望条件から「最大でいくらの支援が受けられるか」をシミュレーションしてみませんか。
参考資料・出典
- 名古屋市「名古屋市結婚新生活支援事業」(令和8年4月1日更新)
https://www.city.nagoya.jp/kodomo/kodomomirai/1033682.html - 国土交通省「全国の地価動向は全用途平均で5年連続上昇~令和8年地価公示~」(令和8年3月17日)
https://www.mlit.go.jp/report/press/tochi_fudousan_kensetsugyo04_hh_000001_00074.html - 国土交通省「『住宅省エネ2026キャンペーン』の交付申請の受付を令和8年3月31日から順次開始します」(令和8年3月30日)
https://www.mlit.go.jp/report/press/house04_hh_001335.html - 国土交通省「住宅ローン減税」制度概要
- 国土交通省「みらいエコ住宅2026事業」公式HP:https://mirai-eco2026.mlit.go.jp/
※本コラムは2026年7月時点の公表情報に基づき作成しています。制度内容は予算や申請状況により変更される場合があります。最新情報は各制度の公式サイトまたはNKT HOMEまでお問い合わせください。
本記事の執筆・監修:NKT HOME 家づくり相談窓口
