家を建てた人の4人に1人が後悔している。その理由は......
プロの目線からご提案。名古屋市・大府市・半田市の注文住宅・新築戸建てを手がける工務店なら当社へ。
「後悔しない家づくり」は、建てる前から始まっている
「もっとこうしておけばよかった」
家を建てた後、そんな言葉をもらすご家族が少なくありません。一方で、10年、20年と経っても「この家にして本当によかった」と満足されているご家族もいらっしゃいます。
両者の間に、何があるのでしょうか。間取りの工夫でしょうか。予算の多寡でしょうか。それとも、運や縁でしょうか。
NKT HOMEは名古屋で35年にわたり、数多くのご家族の家づくりに携わってきました。その経験と、国土交通省をはじめとする公的機関のデータを重ね合わせると、「後悔する人」と「後悔しない人」の間には、いくつかの明確な違いが浮かび上がってきます。今回は、その構造的な差異を丁寧に解説していきます。
データで見る「住んだ後の不満」の実態
まず、現実の数字を確認しておきましょう。
国土交通省が5年ごとに実施している「住生活総合調査」(令和5年・速報集計)によると、全国の持ち家世帯における住宅に対する不満率(「多少不満」または「非常に不満」を選択した世帯の割合)は約23.1%に上ります。
さらに注目すべきは、住宅の個別要素に対する不満の内訳です。同調査では、住宅の個別要素ごとの不満率の上位5項目として、以下が挙げられています。
| 順位 | 不満の内容 | 不満率 |
|---|---|---|
| 1位 | 高齢者への配慮(段差がない等) | 43.4% |
| 2位 | 断熱性 | 41.1% |
| 3位 | エネルギー消費性能(光熱費の節約) | 39.7% |
| 4位 | 地震に対する安全性 | 38.4% |
| 5位 | いたみの少なさ(耐久性) | ― |
出典:国土交通省「令和5年住生活総合調査(速報集計)結果」2025年1月31日公表
さらに注目すべきは、平成30年(2018年)の前回調査との比較です。「断熱性」への不満率は2.5ポイント、「エネルギー消費性能(光熱費の節約)」への不満率は3.4ポイントと、それぞれ増加しています。これは、近年の電気代・ガス代の上昇を背景に、住んだ後になって初めて「建てる時にもっと性能を重視しておけばよかった」と気づくご家族が増えていることを示しています。
このデータからわかることは明快です。住宅への後悔の多くは、「見た目」ではなく「性能・機能」に集中しているという事実です。
後悔する人に共通する「3つの意思決定パターン」
では、なぜ同じ「家づくり」をしているのに、後悔する人とそうでない人が生まれるのでしょうか。長年の経験から見えてくる、後悔する人に共通するパターンがあります。
パターン①「今の自分」だけを基準に決める
家は、今この瞬間だけのものではありません。10年後、20年後、そして老後まで、長い時間をともにするものです。
ところが、家づくりの場面では「今の生活スタイル」だけを基準に決めてしまいやすいという落とし穴があります。
「子どもはまだ小さいから、個室はとりあえず狭くていい」「今は夫婦2人だから、広いリビングさえあれば十分」----こうした判断は、現時点では合理的に見えます。しかし5年後、子どもが思春期を迎え個室を強く求めるようになった時、あるいは親の介護が必要になってスペースが必要になった時、「あの時、もっと将来を見据えておけばよかった」という後悔が生まれます。
先ほどのデータで「高齢者への配慮(段差がない等)」への不満率が43.4%と最も高い数値を示しているのは、まさにこのパターンの典型です。建てた時点では若く、バリアフリー設計の必要性をリアルに感じられなかった。しかし、加齢とともにその重要性が身にしみてわかってきた、というケースが非常に多いのです。
パターン②「スペック表の数字」より「カタログの見た目」で選ぶ
家づくりの打ち合わせは、楽しい時間です。キッチンの色、床材の質感、外壁のデザイン----目に見えるものを選ぶ時間は、ワクワクします。その反面、「断熱等性能等級」や「気密性能(C値)」「耐震等級」といった数値の話になると、「難しそう」と感じて後回しにしてしまう方が少なくありません。
住み始めてから毎日体感するのは、見た目ではなく「性能」です。夏の暑さ、冬の寒さ、毎月届く光熱費の請求書----これらはすべて、建物の性能が直接影響します。
前述のデータが示す通り、「断熱性」への不満率は41.1%、「エネルギー消費性能」への不満率は39.7%に達します。いずれも、「住んでみてから気づいた」後悔の代表格です。
パターン③「資金計画」を購入価格だけで考える
「この予算で、この広さの家が建てられる」----それだけを確認して家を建てると、住み始めてから思わぬ負担が生じることがあります。
家にかかるお金は、購入価格(建築費・土地代)だけではありません。固定資産税、火災保険料、そして毎月の光熱費、定期的な外壁・屋根のメンテナンス費用など、「買った後」にかかるランニングコストが積み上がっていきます。
住宅金融支援機構が2026年1月に公表した「住宅ローン利用者(2024年度以前借入者)の実態調査結果」によると、住宅ローン返済者の約4割が「実質的な返済の負担感が大きくなった」と回答しています。(出典:住宅金融支援機構「住宅ローン利用者(2024年度以前借入者)の実態調査結果」2026年1月公表)
購入時には無理のない返済計画に見えていても、エネルギーコストや物価の上昇により、家計が圧迫されるリスクがあります。
「後悔しない人」が家づくりで必ずやっていること
パターンの逆を考えれば、自然と答えが見えてきます。後悔しない家づくりに共通する姿勢をまとめると、次の3点に集約されます。
「将来の自分」から逆算して設計する
子どもの独立後、親の介護期、自分自身の老後----それぞれのフェーズで「どんな家であってほしいか」を具体的にイメージし、それを設計に反映させます。将来の変化に対応できる間取りの余白や、バリアフリー対応のしやすい構造を最初から組み込んでおくことが重要です。
性能仕様を「数値」で確認する習慣をもつ
断熱性能、耐震性能、気密性能----これらは「なんとなく高性能」ではなく、具体的な数値や等級として確認します。たとえば断熱性能であれば「断熱等性能等級」、耐震性能であれば「耐震等級」として、客観的に比較できる指標が存在します。信頼できる工務店やハウスメーカーであれば、こうした数値を明示的に説明してくれます。
ランニングコストを含めた「生涯コスト」で判断する
建物の初期費用だけでなく、光熱費・メンテナンス費・税金・保険料を含めた「30年間の総コスト」を試算したうえで判断します。省エネ性能の高い住宅への投資は、長い目で見ると合理的な選択になる場合があります。
NKT HOMEが考える「後悔しない家づくり」
私たちNKT HOMEが、35年間名古屋で家づくりを続けてきたなかで大切にしているのは、「今の要望を叶えること」と同時に「10年後・20年後も満足していただける家を提案すること」です。
目に見える間取りやデザインはもちろん、断熱性・耐震性・耐久性といった住宅性能も含めて、お客様のライフプランに寄り添いながらトータルでご提案します。また、資金計画についても、購入費用だけでなくランニングコストを含めた長期的なシミュレーションをご一緒に考えます。
「後悔しない家づくり」の第一歩は、正しい情報と信頼できるパートナーを選ぶことから始まります。ぜひ一度、NKT HOMEの無料相談会にお越しいただき、ご家族の将来像を一緒に描いてみませんか。
■ 参考資料・出典
- 国土交通省「令和5年住生活総合調査(速報集計)結果」(2025年1月31日公表)
https://www.mlit.go.jp/report/press/house02_hh_000208.html - 住宅金融支援機構「住宅ローン利用者(2024年度以前借入者)の実態調査結果」(2026年1月23日公表)
https://www.jhf.go.jp/files/topics/4955_ext_99_7.pdf
