地震に強い家づくり|南海トラフ対策と名古屋で安心して暮らすための耐震性能

30代で家を建てるなら、まず考えたい「地震への備え」

30代は人生の中で住宅を購入する適齢期。結婚して家族が増え、お子さんの成長とともに「そろそろマイホームを」と考え始める方も多いのではないでしょうか。しかし、マイホームは人生で最も大きな買い物。だからこそ、価格や間取り、デザインだけでなく、「家族の命を守れる家かどうか」という視点も忘れてはいけません。

特に名古屋エリアにお住まいの方にとって、地震対策は避けて通れない重要なテーマです。南海トラフ地震は「いつ発生してもおかしくない」と専門家が警告しており、名古屋市も想定震源域に近い位置にあります。

子育て真っ最中のご家庭なら、「この家で子どもたちが安全に暮らせるだろうか」という不安は当然のこと。この記事では、名古屋という地域特性を踏まえながら、地震に強い家づくりのポイントを詳しく解説します。大切な家族を守るために、今こそ知っておきたい耐震性能の知識を一緒に見ていきましょう。

他人事じゃない!名古屋市の被害想定を知っていますか?

「南海トラフ地震」という言葉を聞いたことがある方は多いと思いますが、具体的にどれほどの被害が想定されているかご存知でしょうか。

南海トラフ地震とは、静岡県から九州沖にかけての海底に延びる「南海トラフ」と呼ばれる溝で発生する巨大地震のことです。過去には約100~150年の周期で繰り返し発生しており、1944年に発生した東南海地震では1,200名を超える方が犠牲になり、愛知県を中心に甚大な被害をもたらしました。

そして今、専門家たちは「次の南海トラフ地震はいつ発生してもおかしくない」と警告しています。

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名古屋市の具体的な被害想定

名古屋市が公表している南海トラフ巨大地震の被害想定(あらゆる可能性を考慮した最大クラス)によると、以下のような深刻な数字が示されています。

  • 最大震度:震度6強~7
  • 想定死者数:最大約6,700人(対策前)
  • 建物全壊・焼失棟数:約34,000棟

また、過去の地震を考慮した最大クラスのケースでも、死者数は対策前で約1,400人と推計されています。これは決して「遠い未来の話」ではなく、明日起こっても不思議ではない現実です。

液状化リスクにも要注意

名古屋市内でも特に注意が必要なのが、液状化のリスクです。庄内川や矢田川沿いのエリア、港区、中川区などでは地盤が比較的弱く、液状化現象が発生する可能性が指摘されています。一方、天白区、名東区、昭和区など台地や丘陵地に位置するエリアは地盤が比較的強固とされています。

過去の教訓が教えてくれること

2016年に発生した熊本地震では、最大震度7の地震が2回発生するという未曾有の事態となりました。この地震で明らかになったのが、「耐震等級」による被害の差です。国土交通省の調査によると、耐震等級3の木造住宅16棟のうち、14棟が無被害、残り2棟も軽微または小破の被害にとどまったという結果が報告されています。

つまり、同じ地域で同じ揺れを受けても、住宅の耐震性能によって「住み続けられる家」と「倒壊する家」に明暗が分かれたのです。

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知っておきたい「耐震等級」の違いと本当の意味

地震に強い家を建てるために、まず理解しておきたいのが「耐震等級」という指標です。

耐震等級とは?

耐震等級とは、住宅がどれだけ地震に強いかを示す基準で、等級1から等級3までの3段階で評価されます。多くの方が「建築基準法を満たしていれば安心」と考えがちですが、実は建築基準法が定めているのは「最低限の基準」、つまり耐震等級1のレベルなのです。

建築基準法の耐震基準は、「震度6強~7程度の地震で倒壊・崩壊しない」ことを目標としていますが、これは「命は守れるが、建物は損傷する可能性がある」ということを意味します。

等級別の性能比較

それでは、耐震等級の違いを詳しく見ていきましょう。

等級 耐震性能 想定される建物 地震後の建物状態
等級1 基準値(1.0倍) 一般的な住宅 倒壊しないが、大きく損傷する可能性が高い。修復に多額の費用がかかることも
等級2 等級1の1.25倍 学校・病院など 修理すれば住み続けられる可能性が高い
等級3 等級1の1.5倍 消防署・警察署など ほぼ無傷で住み続けられる可能性が高い

等級3は、災害時の防災拠点となる消防署や警察署と同等の耐震性能を持っています。大地震が発生しても、避難所生活を余儀なくされることなく、自宅で安全に暮らし続けられる可能性が高いのです。

「耐震等級3相当」との違いに注意

住宅を検討する際に「耐震等級3相当」という表記を見かけることがあります。これは耐震等級3に準じた設計であることを示していますが、登録住宅性能評価機関による正式な認定を受けていないため、後述する住宅ローンの金利優遇や地震保険の割引が受けられない点に注意が必要です。

NKT HOMEでは、正式な認定を受けた「耐震等級3」が標準仕様となっており、お客様に確かな安心をお届けしています。

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30代が「耐震等級3」を選ぶべき5つの理由

「耐震等級3にすると建築費用が上がるのでは?」と心配される方も多いでしょう。しかし、長期的な視点で見ると、耐震等級3には初期費用を上回る大きなメリットがあります。

理由①:命と資産を守る安心感

最も重要なのは、やはり家族の命と安全です。大地震が発生しても「住み続けられる家」であれば、避難所生活を避けることができます。特に小さなお子さんがいるご家庭では、慣れない避難所での生活は心身ともに大きなストレスとなります。自宅で安全に暮らし続けられることは、何物にも代えがたい価値があるのです。

また、マイホームは大切な資産です。地震で大きく損傷してしまえば、修復に多額の費用がかかり、場合によっては建て替えが必要になることも。耐震等級3の家なら、建物への被害を最小限に抑えられます。

理由②:地震保険料が最大50%割引

耐震等級によって、地震保険料の割引率が大きく異なります。

  • 耐震等級1:10%割引
  • 耐震等級2:30%割引
  • 耐震等級3:50%割引

たとえば、年間の地震保険料が3万円の場合、耐震等級3なら1.5万円となり、年間1.5万円の節約になります。30年間では45万円もの差額となり、長期的に見れば大きな経済的メリットとなります。

理由③:住宅ローンの金利優遇

耐震等級3の住宅は、フラット35Sの金利Aプランの対象となり、当初5年間、年0.5%の金利引き下げが受けられます(耐震等級2の場合は金利Bプランで当初5年間年0.25%引き下げ)。

借入額3,000万円、返済期間35年の場合、金利0.5%の差は総返済額で数十万円から100万円以上の差になることもあります。

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理由④:長期優良住宅の認定が取りやすい

耐震等級3(または2以上)は、長期優良住宅の認定基準の一つです。長期優良住宅の認定を受けると、住宅ローン控除の上限額が拡大されたり、固定資産税の減額措置が受けられるなど、税制面でも優遇されます。

理由⑤:将来の資産価値が高い

30代でマイホームを購入すれば、30~40年後には中古住宅として売却する可能性もあります。その際、耐震等級3の住宅は市場での評価が高く、資産価値を保ちやすいという利点があります。

今は子育て世代でも、将来的にはライフスタイルが変わることもあるでしょう。そんな時、耐震性能の高い住宅は買い手にとって大きな魅力となります。

名古屋だからこそ気をつけたい!地震に強い家づくりのポイント

耐震等級3を選ぶことは大前提として、名古屋で地震に強い家を建てるには、さらにいくつかのポイントを押さえておく必要があります。

ポイント①:地盤調査は必須

どんなに耐震性能の高い建物を建てても、地盤が弱ければ意味がありません。名古屋市は地域によって地盤の強さが大きく異なるため、必ず地盤調査を実施することが重要です。

地盤が比較的強いエリア:天白区、名東区、昭和区(台地・丘陵地)
注意が必要なエリア:港区、中川区、庄内川・矢田川沿い(液状化リスクが高い)

地盤調査の結果、軟弱地盤であることが判明した場合は、適切な地盤改良工事を行うことで、建物の安全性を確保できます。地盤改良には費用がかかりますが、家族の安全を考えれば必要な投資と言えるでしょう。

ポイント②:耐震だけでなく「制震」「免震」も検討を

地震対策には、大きく分けて「耐震」「制震」「免震」の3つの方法があります。

  • 耐震:建物そのものを強くして、地震の揺れに"耐える"構造
  • 制震:制震ダンパーなどの装置を用いて、地震の揺れを"吸収する"構造
  • 免震:建物と地盤を切り離して、地震の揺れを建物に"伝えない"構造

耐震等級3は「耐震」の最高レベルですが、さらに「制震ダンパー」を組み合わせることで、繰り返しの揺れにも強く、建物へのダメージを一層軽減できます。制震ダンパーは免震装置に比べてコストが抑えられ、メンテナンスも比較的簡単です。

免震構造は最も効果が高い方法ですが、導入コストが高く、定期的なメンテナンスも必要になります。予算やご家族の状況に応じて、最適な組み合わせを選ぶとよいでしょう。

ポイント③:信頼できる工務店を選ぶ

地震に強い家を建てるには、確かな技術を持った工務店選びが何より重要です。チェックすべきポイントは以下の通りです。

  • 耐震等級3の施工実績
  • 構造計算をしっかり行っているか
  • アフターフォロー体制は万全か
  • 名古屋の地域特性(地盤、気候など)を理解しているか

NKT HOMEは、名古屋エリアで長年の実績を持ち、耐震等級3を標準仕様としています。さらに、耐震性だけでなく耐久性、断熱性にも優れた「一つひとつに想いをこめたこだわりの家づくり」を実践しており、地域密着型のきめ細やかなサポートを提供しています。

家族の未来を守る家づくりを、今から始めませんか?

南海トラフ地震は「いつか来る」ではなく、「いつ来てもおかしくない」災害です。そして、地震はいつ発生するか予測できません。だからこそ、マイホームを建てる今、しっかりとした地震対策を講じることが大切なのです。

30代の今だからこそ、長期的な視点で家づくりを考えましょう。耐震等級3は決して「高い買い物」ではなく、家族の命を守り、長期的には経済的メリットも大きい「賢い投資」です。

地震保険の割引や住宅ローンの金利優遇、将来の資産価値など、総合的に考えれば、初期費用の差は十分に回収できます。何より、「安心して暮らせる」という精神的な価値は、お金には代えられません。

NKT HOMEでは、土曜特別相談会を定期的に開催しており、耐震性能についてのご相談も承っています。また、VRモデルハウスでは、360度実寸大の空間を体感していただけます。

「家族が安心して暮らせる家を建てたい」とお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。一つひとつのご家庭に寄り添い、想いをこめた家づくりをお手伝いいたします。

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